キトラ古墳はイタリアン?
9月に、奈良県にあるキトラ古墳を見に行ってきました。
石室内の側面四方に、玄武、朱雀、青龍、白虎といった四神の壁画と
天井には天文図が描かれていることで有名な古墳です。
壁画は保存管理されていて
9/23~10/22まで壁画の一部を公開ということで
文化庁のHPから事前予約を申し込み、
当選した指定日時に合わせて近鉄・壺阪山駅から歩いて15分ほどの
キトラ古墳のふもとにある、「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」という
古墳について展示している施設に初めて足を踏み入れました。
壁画は漆喰になっていたそうですが剥がれ落ちる危険が高かったため
なんと約6年4か月かけて石室内から取り外して保存作業に取り組まれたようです。
(この技術と丁寧さ、すごいとしか言いようがない!!)
一階はそんな大変な作業の様子や周辺の時代背景などについても展示。
それらをゆっくり見ているとついに二階で実際の壁画を見学できる時間になりました。
きれいに整列した見学者は老若男女問わず、みんな静か。
警備員さんの「撮影禁止、飲食禁止、見学時間終了とともに必ず展示室を退出する」
の規則説明をしっかり聞きます。
事前予約して見学したいだけあって、皆さん物見遊山なノリはありません。
展示室の扉が開くとみんな目を輝かせながら、そっと進まれます。
学芸員さんの説明も控えめだけど、とってもピンポイントでわかりやすく
それに対して質問する方も、私のふと思った疑問を訊いてくださったので
なんだか素敵な一体感の中で約1300年前の壁画を見学できました。
あっという間に見学時間終了。皆さんサッとスムーズに退出。
外に出て実際のキトラ古墳へ行ってみました。
ちょこんとまあるいこの形・・・・何かと似ている・・・・
あ!!! イタリアンパスタのラビオリだ!!!
古墳から食べ物を連想してしまうくらい、その時の私は空腹だったのかもしれません。
それにしても人間って食べて生きて、亡くなって埋葬されて・・を繰り返すにあたり
遠く離れたイタリアと日本という国でも思いつく形は相通じるものがあるのかもしれませんな。(←って勝手にこじつけるな、こら。)
大満足で壺阪山駅に戻る途中、こんなお花が咲いていました。
・・・・萩かな?
秋の風に吹かれて草の匂いを感じながら野を歩く、このまったりさ大好き。
とっても趣のある街道。
次回はここもゆっくり歩きたいな、と思った壺阪山駅周辺でした。
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